お久しぶりです・・・
更新遅れましたが今回は「歯の基礎工事」というタイトルです(๑•̀ㅂ•́)و✧
歯の治療はよく家を建てることに例えられます
歯のレントゲン写真と家の構造の図です。
⚪︎歯が植わっている骨は土地
⚪︎歯の根が家の基礎
⚪︎被せ物は家(上物)
と例えられます。さらに
⭐️家の建てる土地整備は歯周病の治療
⭐️家の基礎工事の部分は根の治療
⭐️家屋の工事は被せ物の治療
と捉えることができます😸
家を買う時に皆さんは何を重視するでしょうか。
土地:地盤がしっかりしている土地と泥沼のようにグズグズな土地どちらがいいでしょうか
基礎:耐震設備が整った基礎と、耐震設備のない基礎どちらがいいでしょうか
家屋:何十年も住める家とプレバブ小屋どちらがいいでしょうか
当たり前ですが地盤がしっかりしていて耐震設備の整った長く住める家を希望されると思います。
これは歯の治療でも同じことが言えます。
歯の治療を行う時どのような治療を希望されるでしょうか。
骨(土地):歯周病が適切にコントロールされた状態
根(基礎):感染がなく被せ物をしっかり支えられる状態
被せ物(家屋):より長持ちする被せ物
が望ましいと考えられます。
家を建てている場面を見たことはあると思いますが。
家を建てる時に一番時間がかかるのは土地の整備と基礎の工事です。
ここに問題があると家を建てた後に土壌汚染問題や建設物の耐震強度偽装問題が生じます
歯の治療も一番時間がかかるのは土地整備と基礎工事の治療(歯周病の治療と根の治療)です。同様にここに問題があると後々トラブルの原因になります。
しかし現状の保険制度では治療の利益率は
根の治療<<歯周病の治療<<<<<<<<<<被せ物の治療
となっています。状況によっては根の治療に至っては赤字の場合もあります
時給の低い仕事と時給の高い仕事・・・どっちを好んで行いますか??
という大きな問題があります。。(歯医者も生活が掛かっていますので・・)
最終的には歯茎や骨の中で見えない部分の治療ですが歯の寿命に大きく関わる治療です。しかし、見えないが故に手抜き工事が行われやすいという悲しい現実を何度も目にします。歯の保存を求める歯医者としての熱意が最も現れる治療の一つだと私は思います。
今後また根の治療に関してお話しできたらと思います。
杉山歯科医院 杉山達也
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